過去10年の間に、ゴールベース投資というコンセプトがウェルス・マネジメント業界で定着してきた。生成AIやダイレクト・インデックスのような大きな話題にはならないが、WM業界での革新的な変化は、ゴールベース投資周辺で生まれている。弊社がFinancial Advisorに対して実施したアンケート調査においても、様々なウェルス・マネージメント企業で、顧客の半数以上にゴールベース・アプローチが提供されていることが分かった。
本レポートでは、(1)WM業界がホリスティックな(総合的な)アドバイザリー・モデルへ移行する中、主要ウェルス・マネージメント企業がゴールベース投資をどのようにアドバイザリー・モデルに組み込んでいるかを論じるとともに、(2)アドバイザーがゴールベース用ポートフォリオを構築するために利用している4つの主要な方法論、更に(3)6つのゴールベース投資ソリューション(Advisor Engineの Goals-Based Planning (Core and Dynamic versions/ Envestnetの MoneyGuide Pro/ GMOの Nebo Wealth/ MSCIの WealthBench/ Ortec Financeの OPAL Wealth/ VoyantのObjective-Based Investing)に関する特徴をまとめた。
執筆にあたっては、ウェルス・マネジメント企業及びソリューション・ベンダー計23社へのインタビューを実施するとともに、ゴールベース投資に関する学術文献/業界白書/専門出版物なども活用した。
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本レポートでは、Bernstein Private Wealth、BNY Mellon、JP Morgan Private Bank、Merrill Lynch、Morgan Stanley、Northern Trust、Wells Fargo、Wilmington Trust に言及しています。
About the Author
William Whitt
William Whitt is a Strategic Advisor on Datos Insights’ Wealth Management team, covering advisor trends, advisor-focused platforms and tools, digital wealth management, electronic trading, financial planning and retirement income, listed and OTC derivatives, and registered investment advisors. Most recently, William was a Director for Charles Schwab, where he oversaw a large portfolio of technology initiatives designed to reinvent and modernize...