January 11, 2023 – コロナ・パンデミックに対する各国中央銀行の姿勢は、当初過剰気味とも思われたが、その後のインフレ対応は一転した。これに加えて、世界規模でのサプライチェーンの混乱やエネルギー価格の乱高下、ロシア/ウクライナ戦争、米国の中間選挙結果などが加わって経済環境とそれに伴う証券市場は先が読めない状況が続いている。2023年、ウェルスマネジメント事業も様々な変化に対応しなければならない一年になるだろう。
- ESG投資は、経済/社会環境やレギュレーションなど、様々な事業環境の変化に対応しなければならない。
- オルタナティブ投資への関心が高まり、その扱い高の増加が予想されるが、同時に様々な課題も表面化するだろう
- 市場環境の変化にともない、マネッジド口座の課金体系が見直される可能性がある
- データは産業のコメとなり、アグリゲーションはその第一歩である。
- ウェルスマネジメントにおけるCRMの役割がより重要になる
- 投資商品の組成と販売チャネルの関係が大きく変わり、それが新たな投資商品の登場に大きな影響を与えている。
- ウェルスマネジメントの守備範囲を「ゆりかごから墓場まで」に拡張するため、販売チャネルの見直し/統合が始まっている
- ウェルスマネジメント業界における独立系アドバイザーの地位が確固たるものになる
- ウェルスマネジメント企業のデジタル・トランスフォーメーションは第二段階へ
- APIを活用したウェルスマネジメント・アズ・ア・サービス（WMaaS）やエンベデッド・ウェルスマネジメントが実用段階に達する
弊社 Wealth Management service をご契約のお客様は、本レポートをダウンロード頂けます。
本稿では、Additiv, Atria Wealth, Avaloq, Binance, CAIA, CAIS, Charles Schwab, Drive Wealth, Dynasty Financial Partners, Envestnet, Fidelity, FINRA, FNZ, FTX, Garrett Planning Network, Goldman Sachs, Halo, Hightower Advisors, iCapital, InvestCloud, Microsoft, Morgan Stanley, Pershing, Private Advisor Group, RBC, Salesforce, Sanctuary Wealth, SEC, TD Ameritrade, Temenos, X/Y Planning Network に言及している。
About the Author
