Boston, January 5, 2022 – 2021年は、資本市場にとって希望が持てる形で終了、多く企業がオフィスへの復帰を視野に入れている。ただ、2年間の暗黒時代にも資本市場は前進していた。パンデミックにより施行が遅れていた規制の中には2021年度に実施に移されたものもあり、この流れは2022年23年も継続するだろう。リスク/レジリエンス/サステイナブルに関する要件に対応するため、人材とテクノロジーへの投資が進んでいる。
トップ10トレンド
リスク管理対策や商品開発/ビジネス推進に対してテクノロジーの活用が進んでいる。
1. EUタクソノミーの詳細がどのように制定されるかにより、世界各地の投資家の判断基準が左右される。
2. セルサイド企業のリスク管理重視の姿勢が、クラウド・コンピューティングの活用を後押ししている。
3. T+1/T+0導入が視野に入る中、市場参加企業各社は、先端技術の活用とアウトソーシング・ソリューションに注目している。
4. コロナ・パンデミックに加え、技術面/ビジネス面でのリスクが増大していることから、企業はオペレーショナル・レジリエンスを経営レベルの課題に引き上げる必要がある。
5. デジタル資産にも対応できるよう、清算方法や決済モデルを進化させなければならない。
6. 暗号通貨取引が増大していることから、新しいアセット・クラスが誕生するだろう。
7. ポートフォリオ構築に際しては、気候リスクに対する認識を高める必要がある。
8. 債券取引におけるポートフォリオ・トレーディング利用が拡大している。
9. ポスト・トレード分野でもAI/ML/RPAなど最新テクノロジーの活用が増加している。
10. マルチアセット運用においては、上場/非上場のアセットクラスを組み合わせたポートフォリオ・モデルの重要性が増している。
本レポートには図4点と表5点が含まれます(全29ページ)。アイテ・ノバリカ・グループのCapital Marketsセグメントをご契約のお客様は、このレポート(全ページ)およびチャートをダウンロードいただけます。
本レポートはBank of England, BlackRock, Burgiss, Depository Trust & Clearing Corporation, GoogleおよびMSCIに言及している。
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