Boston, January 5, 2022 – 2020年のコロナ・パンデミックにより、世界は大きく変わった。2021年は、ある程度の落ち着きを取り戻したものの、人々は依然としてパンデミックが残した爪痕と戦っている。この間、金融機関は、消費者や企業顧客の期待に応えるべく、リモート・アクセス時のエクスペリエンスを重視したデジタル・ツールを導入してきた。一方、この間、金融不正(詐欺/合成ID/ミュール口座/不正口座開設など)も急増している。金融機関は、ビジネスの進展と不正対策、更に規制強化をにらみながら前進を続けなければならない。
トップ10トレンド
ニューノーマルへの挑戦
1. 金融不正の増加に合わせ、当局の規制圧力も高まる。
2. オープンAPIを活用したエンベデッド・バンキングのトレンドが加速する。
3. 5Gネットワークの普及で金融不正対策の高度化が可能になる。
4. KYC(本人確認)の自動化/リアルタイム化。
5. 暗号通貨市場の拡大とともに、制裁対象(国/組織/個人)への注目も高まる。
6. 最新鋭のIVRによりコンタクト・センターでの顧客満足度とセキュリティ対策が向上する。
7. ワンタイム・パスワード(OTP)廃止は時間の問題。
8. 分散型金融(DeFi)の進化とともにAMLリスクも高まる。
9. 各国当局は、オフショア口座を使った脱税行為の摘発を強化する。
10. 機密コンピューティングを活用した金融機関間の情報共有が推進されるか。
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本レポートはAWS, Chainalysis, Decentriq, Duality, Early Warning Services, Enveil, Ethoca, Google, IBM, MicrosoftおよびVerifiに言及している。
About the Author
Chuck Subrt
Charles (Chuck) Subrt is the Director of Datos Insights' Fraud & AML practice, and he covers anti-money laundering and compliance issues. Chuck brings 20 years of legal and compliance experience and a deep expertise advising business leaders, driving change, and establishing strong, self-sustaining AML and financial crime compliance and risk management programs at a global financial services company. For the past 10 years, Chuck led multiple compliance functions for Sun...