London, 11 October 2022 – ANGでは、バンキング・アズ・ア・サービス(BaaS)とは、「銀行免許を保有しないが銀行サービスを提供したい事業者に向けて、金融機関が規制要件を満たした金融商品(当局報告や、万一、破綻した際の保証等も含む)を提供するサービス」と考えている。一方、エンベデッド(組込み型)バンキングは、「BaaSをユーザー・エクスペリエンスの中に透明性を確保しながら組み込むサービス」との説明が適切だろう。エンベデッド・バンキングで提供される金融商品/サービスは、それを提供する金融機関が、規制要件を満たしていることをエンドユーザーに直接担保しなければならない。
本レポートでは、(1)BaaSとエンベデッド・バンキングの混乱がフィンテック企業にどのような影響を与えているか、(2)サービスに問題のあるBaaSベンダーを選択してしまった場合、どのような不都合が生じるか、(3)今後BaaSやエンベデッド・バンキングがどのように発展する可能性があるかをまとめた。執筆にあたっては、欧州においてBaaS/エンベデッド・バンキングを利用して金融サービスを組み立てているフィンテック企業20社に対し、2022年6月から9月にかけて、アンケート調査と電話によるフォローアップ・インタビューを実施した。
本レポートには、図14点と表1点が含まれています(全26ページ)。弊社 Commercial Banking &Payment service をご契約のお客様は、本レポートをダウンロード頂けます。
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Enrico Camerinelli
Enrico Camerinelli is a Strategic Advisor at Datos Insights specializing in commercial banking, cash and trade finance, and payments. Based in Milan, he brings a strong European focus to the Commercial Banking practice at Datos Insights. Enrico has been widely quoted by publications ranging from American Banker to the Financial Times. He has contributed editorial content to publications such as Supply Chain Europe,...